環境に敏感になる
三つ目の方法です。
あえてシンクロニシティを起こそうというのなら、五感を研ぎ澄ませ、自分の環境に敏感になることが大切です。
シンクロニシティを期待するという意味ではなく、いざ起こったときに敏速に反応できる心の状態を作っておく、ということです。
ではここで、少し椅子に座ってリラックスしてください。
あなたの周囲にある、すべてのものを五感で感じてみてください。
音、匂い、見えるもの、身体に触れるもの、その全てに、意識を向けましょう。 できるだけ客観的に、感覚に訴えてくるものを、感じるのです。
何が見えていますか?
壁に時計が見えますか?
ハンガーにコートが掛かっていますか?
本棚が見えますか?
どんな音が聞こえてきますか?
時計の音が聞こえますか?
遠くで走る車の音が聞こえますか?
エアコンの音が聞こえますか?
身体に何を感じていますか?
クッションの柔らかい感触が伝わって来ますか?
シャツの感触を感じますか?
靴下が締まっている感触を感じますか?
少なくとも、一日一度、数分間、視覚、聴覚、昧覚、触覚、嗅覚の五感のうちのひとつに意識を集中し、その感覚のいろいろな側面になるべく気づくようにしてください。
最初はなかなか難しいですが、要領をつかめば簡単にできるようになります。
自分の感覚やまわりの環境に敏感な人は、身のまわりで起こるシンクロニシティにも機敏に反応しています。
シンクロニシティははっきりとした形で姿をあらわすとはかぎりません。
煙のように、わかりにくく、あやふやなものかもしれないのです。
あなたを取り巻く環境でもっとも注意深く観察しなくてはならないのは、こういった刺激なのです。