失恋したとき
恋愛には失恋がつきものです。
恋愛をすればかなりの確率で失恋という事態に遭遇するものです。
失恋は辛いものですが、そうなったことには、ちゃんとした理由があるのです。
たしかに、自分にとって理想の相手とめぐり合いたいと切に望めば、潜在意識はやがて、その願いをきちんと実現してくれます。
しかし、潜在意識の働き方がいつも一直線であるとはかぎらず、途中であえて失恋を経験させることだってあるのです。
失恋を経験することによって、他人の心の痛みや、恋愛のすばらしさがわかるようになり、人間としても成長するからです。
いや、いっそう、一度くらいは、人生の奈落の底に突き落とされるような失恋を経験したほうが、その後出会った、運命の相手をより深く愛することができるようになるというものです。
だから失恋したときでも、起きた事態をつねに肯定的に考えることが何より大切です。
たとえば「あの人は運命の人ではなかったのだ」「また新しい恋が始まる」といった具合にです。
そして彼のことを自分から忘れようと決心することです。
人間は失ったものに執着する傾向がありますが、過去の恋愛を忘れないでいると、運命の出会いを妨げてしまいます。
それは、潜在意識に対して「もう私の恋愛相手を探さないで」と言っているのと同じことなのです。
また相手のことを恨む行為は絶対にやめてください。
こうした破壊的な心理状態は潜在意識に悪い影響を与え、あなたをますます不幸に陥れます。
失恋したときは、相手のことを祝福し、喜んで解放してあげるのがあなたにとっても得策なのです。
そして、もっとも大切なことは、あなたは再び誰かに愛されると思うことです。
どんなに辛い失恋の後でも、前向きな気持ちで未来を信じるなら、あなたはもっと素敵な運命の人と出会うことができるのです。