人間関係は鏡のようなもの
よく、まわりの人間に不愉快な思いをさせている人にかぎって、「自分のまわりにはろくな人間がいない」などとグチるものです。
しかし、人間関係は鏡のようなものです。
相手があなたに示す態度は、あなたが相手に示している態度そのものと考えてください。
あなたが他人から好感を得たければ、あなたもまたその人に対して好感を持たなければなりません。
以心伝心という言葉が示すように、黙っていても、あなたの感情は相手に伝わるものです。
あなたが他人のことを嫌いだと避けていれば、その人もそれを察知してあなたのことを嫌いになります。
あなたが相手に対して放った感情は必ずあなた自身に返ってきます。
あなたが愛と親切を送りだすなら、同じく愛と親切を受けとることになるのです。
また、あなたが他人に対して不快感を感じているとき、その原因は自分の中にある場合が多いのです。
人間には、自分の中にあるコンプレックスや欠点を他人に投影する傾向があるからです。
自分を好きになれないような人は、けっして他人のことも認めたがらないものです。
また、自分を好きになれないような自分を、どうして他人が好きになることができるでしょうか。
他人と折り合いの悪い人は、それで悩んでいるのではなく、自分との折り合いの悪さで悩んでいるのです。
人間関係が悪化した場合、自分の心の中を点検してみることも必要です。
まず自分自身を肯定することから始めてください。