サイコ・サイバネティクスとは

サイコ・サイバネティクス」とは、ウィナー博士が確立した「サイバネティクス」理論を、マクスウェル・マルツ博士が人間の目標達成の理論に応用したもので、「人間の脳には志向性があり、ある明確な目標を設定すると、無意識のうちに目標達成に向かうようになる」というのがその概要です。

整形外科医であったマルツ博士は、数多くの人の顔や身体を整形しているうちに、ある貴重な発見をしました。

整形手術をした人は、その人の性格や人格まで急激に変わるケースが多いということです。

顔の醜さを整形手術で治療した場合、損なわれていた自己イメージがそれによって修復され、人生そのものも良い方向に変わっていくのでした。

自己イメージの修復

この事実に注目したマルツ博士は、「サイバネティクス」という「自動成功メカニズム」が人間の脳と神経系でも作用しているに違いないと考えたのです。

そして、豊富な実例をもとに研究を重ねた結果、1960年に「サイコ・サイバネティクス」という一冊の本を出版しました。

この本はたちまち大きな反響を巻きおこし、驚異的なロングセラーとなりました。

「サイコ・サイバネティクス」の考え方によると、人間の「潜在意識」が「自動成功メカニズム」としての役割を果たします。

そしてその第一の機能は目的志向性です。

「潜在意識」にいったん目標を与えておくと、自動追尾式のミサイルや魚雷がターゲットを探して向かっていくように、自動的に目標を達成しれくれます。

言いかえると、人間はいったん目標を持つと、それを意識するしないにかかわらず、そこへ向かって行動するようになるということです。

自動成功メカニズム

ここで気をつけなければいけないのは、あなた自身が設定した目標しだいで、成功か失敗、幸福か、不幸かという結果に到達するということです。

潜在意識が「自動成功メカニズム」として働くのか「自動失敗メカニズム」として働くのかはあなたがインプットする命令しだいなのです。

このページの先頭へ