パラレルライフ

シンクロニシティは、時としてパラレルライフというかたちで現象化します。

パラレルライフというのは、別々の人間が人生のいろいろな局面で似たようなことを体験する、ということです。

表面的に似たようなものに、生まれ変わりというものがあるが、両者はまったく性質の違う現象です。

生まれ変わりというのは、同じ魂が繰り返し違う肉体に宿る現象です。

一方、パラレルライフというのは、血縁のない二人の人間が、時間や空問の隔たりをまったく無視するかたちで、同じ体験を共有するものなのです。

実例1.リンカーン大統領とケネディ大統領

エイブラハム・リンカーンとジョン・F・ケネディといえば、共に暗殺の凶弾に倒れたアメリカの大統領ですが、この二人の間には実に奇妙な一致がみられるのです。

リンカーンとケネディ

まず特筆すべきは、リンカーンとケネディの間にある100年という数字の符号です。

リンカーンが議会に選出されたのが1847年
ケネディが議会に選出されたの1947年

リンカーンが大統領になったのが1860年
ケネディが大統領になったのが1960年

二人とも妻の目の前で、金曜日に背後から頭を撃たれました。

リンカーンが暗殺された場所はフォード劇場。
ケネディが暗殺されたときに乗っていたのはフォード社製の車。

どちらの妻も名家の生まれで、フランス語が堪能で、三人の子供を産みました。

そして、どちらも夫の大統領在任中に一人の子供を、ホワイトハウスの落馬事故で失っています。

リンカーンにはジョン・ケネディという秘書がいて、暗殺場所になった劇場には行かないほうがいいと忠告していました。

ケネディにはエブリーン・リンカーンという秘書がいて、暗殺場所のダラスには行かないほうがいいといっていました。

二人の後任大統領には、どちらもジョンソンという名前の体の大きい南部出身者が選ばれています。

しかも、リンカーンの後任大統領アンドリュー・ジョンソンは1808年生まれ、ケネディの後任大統領リンドン・ジョンソンは1908年生まれであり、ここでも100年という差が一致しています。

リンカーンを暗殺したジョン・ウィルクス・ブースとケネディを暗殺したリー・ハーヴェイ・オズワルドは、いずれも逮捕されてから裁判を受ける前に第三者によって殺害されています。

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